保育士には、中卒でもなれるの?(その3)


保育士養成施設に行く!

最初のステップである高卒認定試験に合格できたら、次のステップとして保育士養成施設に行きましょう。

保育士養成施設では、保育に関する授業はもちろん、保育実習や保育士として働くために必要になるあらゆる勉強ができる施設です。保育士養成施設の種類として4年制大学、短期大学、専門学校のほかに、通信教育もあります。

あなた自身が保育士になるために進学する施設ですから、自分の生活や勉強のペースに照らし合わせて選択できるように、核施設のメリット・デメリットを見ていきましょう。

保育士には、中卒でもなれるの?

保育士には、中卒でもなれるの?



 

▲4年制大学では?

4年制大学の大きな特徴は、4年間じっくりと保育にかんする勉強ができることです。さらに、保育以外の勉強ができる大学もありますから、他の就職先も選択肢に入ることも現実的に可能でしょう。また、初任給が高くなることもメリットですが、4年間も大学に通うために学費が高くなりがちというデメリットもあります。

 

▲短期大学では?

短期大学では、2~3年で保育士の資格を取ることができます。4年制大学よりも短い期間で資格を取得できることから、それにあわせて学費も抑えることができます。一般的には2年制の短期大学が多いですが、勉強するスケジュールがタイトになるため、毎日のびっしりと講義が入り、勉強漬けの忙しい学生生活になるデメリットがあることでしょう。

 

▲専門学校では?

ほとんどの専門学校では、「保育」にスポットを当てた授業を行っています。そのため、自然と実践力が身に付くでしょう。また、4年制大学や短期大学と比較しても入学しやすいです。学費は、4年制大学と比較する分には安くなる傾向があります。ただし、保育に特化した勉強をすることになり、通学中に進路を変えることが難しくなるデメリットがあります。

 

▲通信教育では?

一番のメリットは、学費がもっとも安いことです。また、自分のペースで勉強を進めていけることもメリットになります。しかし、先生や仲間からの協力が得られにくく、黙々とひとりで勉強することが求められるため、勉強に対する強い意志が他よりも必要になることでしょう。

 

こんなに重要な保育士の資格

「保母さん」という言葉を以前はよく耳にしましたが、1998年の児童福祉法改正に伴い、「保母」から「保育士」という名称をつかうようになりました。それには、男性のなかでも保母資格を取得する人が増えてきた背景があります。

あわせて、男女の雇用機会を均等にしようという社会の流れもあり、保母が女性だけの職業ではなくなってきたことから、「保母」と呼ぶのではなく「保育士」と呼ぶようになったというわけです。

保護者から子どもをあずかるのが保育士の仕事ですが、そのなかでも基本的な生活習慣を子どもに学ばせることは、とくに期待される重要な仕事のひとつです。

言葉で伝えても理解してもらえないことが多い子どもに対して、それをどのようにして伝えるかを考えて、実践する力が必要になります。そのためには、子どもにかんする知識、保育に関する知識が不可欠です。

また、基本的には0~6歳までの子どもをあずかる保育士ですから、子どもの成長のなかでも飛躍的に変化を遂げる大切な時期を一緒に過ごすことになります。

子どもの成長に保育士が大きな影響を与えるため、それにあわせて責任も大きくなると言えるでしょう。このような保育士の仕事をやり遂げるには、あらかじめ勉強して知識を深めていくことが重要になっていくのです。

 

著者

大阪府にすんでいます~関西弁の保育士です。

男性保育士がちょっとずつ増えてきている今、この記事を書いていて「そうそう、昔は保母さんだったんだよな~」と懐かしくなりました。ちょっと昔は、男性だけど保育士になる、と言うと、友人や親から反対されていたものです。

いろいろ見聞きしてきたこと、体験してきたことを書いていこうと思います。これから転職などをお考えの保育士さんのお力になれたら幸いです。

 

大切なのは、勉強を諦めないこと

たとえ中卒でも、その後の勉強によっては、高卒と同じように保育士資格を取ること可能なのです。

中卒の方は、最初のステップとして高卒認定試験に合格しましょう。近頃は、高卒認定試験を受ける中卒の方が増えてきました。

高卒として認定を受けられたら、大学や短大、専門学校などに進学する道が開け、その後は希望する職種に就くことも可能になります。

つまり、中卒でも保育士になることは、夢で終わらないということです。「高卒認定試験からか…」、「先が流そう…」と感じてしまう方も少なくないと思います。しかし、ここであきらめずに勉強を重ね、高卒認定試験を合格できれば、保育士養成施設に入学することができます。これによって、現実的に保育士を目指すことができるのではないでしょうか。

きっと魅力ある保育園、そして可愛い子どもたちが「将来の保育士」であるあなたを待っていますよ!


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